包茎手術で痛い原因とは？手術の失敗かどうかを判断するには

包茎手術を行うときには、本格的な外科治療を実施します。
そのため、手術に長けた人が行うと痛みを感じることなく無事に治療を終わらせることができます。
しかし、稀に包茎手術を行うことによって、患部に痛みが生じることも否定できません。
痛いと感じる場合、包茎手術について何らかの失敗があった可能性があります。

もちろん、時間の経過とともに患部が痛くなることもありますので安易な判断できません。
それでも、包茎手術で痛い瞬間があった場合には、まずはその原因を探すように心がけて本当に問題がなかったのかを考えることが大切です。

包茎手術は美容外科の一種ではない

包茎手術は、きちんとした外科手術の一種です。
これは、美容外科で行われるものとは異なるということに注意をしなくてはいけません。
一般的に、美容外科で行われる治療行為には医療保険を適用させることができない現状です。
これは、国が定める治療行為に該当するものではないと考えられているからです。

国の定めでは、美容治療に関連する医療行為は先進治療の一種やコンプレックスの解消というカテゴリに入っていますので、保険の適用を受けられません。
つまり、自己負担と自己責任で治療を受けなくてはならないようになっています。
一方で、包茎手術の中でも特に真性包茎に関しては、保険の適用が存在する外科手術です。
真性包茎は、放置をしていると他の病気のリスクも向上してしまったり、その人物の健康状態に支障が生じる可能性があることから、保険の適用を受けられるようになっています。
言い換えると、国や病院の保証の範囲内として治療を受けられます。
この観点からも、包茎治療に失敗したときには相応の責任を取ってもらえることがわかります。
実際に、専門医は日本泌尿科学会の認定を受けていますので、これを見ることで専門医かどうかを判断できます。

治療の説明をきちんとできる医師がいるか

包茎手術は、専門医の観点から治療を行うのが普通です。
そのため、包茎手術に失敗したと感じた場合にはまず担当した人物が本当に専門医であるかどうかということを確認しなくてはいけません。
一般的にも、包茎手術を行うときには痛みを感じないようにしてくれることがほとんどです。
痛いと感じる原因は、痛覚を刺激することによってそれを脳が刺激と受け取るからに他なりません。
陰茎の場合は、特に神経が多いので痛みを感じさせないようにするために、麻酔を利用して治療を行います。
局所麻酔を利用すれば、部分的に痛覚を鈍化させることができますので、専門医の力を借りて治療を行えば痛いと感じる治療をしなくても済むようになります。
そうでないときは、まず医師側を疑わなくてはいけません。
同様に、包茎手術を行うときには本当にその治療が妥当であろうかどうかという説明を行ってもらえます。
患者側に治療の概要を説明しなくてはいけないようになっているので、痛みを感じる原因もわかりやすく説明します。
そして、その原因を排除するような形で治療をしてくれるように努力をしてくれます。
ですから、痛いと感じた時点で説明や過程を踏んでいなかったと疑った方が無難です。

アフターケアに力を入れるクリニックが一番

亀頭などの陰茎部分に関わる治療を行うときには、アフターケアに力を入れているクリニックを選ばなくてはいけません。
痛みが伴う原因は、このアフターケアをきちんと行っていないことが原因であることが多いからです。
元々、包茎手術そのものは麻酔を使うことが大半なので、手術中に痛みが伴うことはまずありません。
しかし、手術後に患部に痛みが生じてきて、後遺症のようなものになってしまうことはあります。
これは、手術を行った後に必要な処置を時間をかけて行わなかったからです。
例えば、一般的な包茎手術では手術後にすぐに状態が良くなることはありません。
最短でも、2週間程度の時間をとってから通常の状態に戻ることを考えてアフターケアを行っていきます。
包茎手術では、局部にメスを入れることになりますので、手術中は麻酔がきいているとはいってもそれが切れると痛みが大きくなります。
そして、メスを入れると手術痕が残りますので、それを消していくためのケアを必ずしなくてはいけません。
例えば、陰茎に傷が状態で性行為などを早期に行ってしまうと、傷口が開いてしまってそれが原因で悪い病気になってしまうこともあります。
ですから、アフターケアに力を入れていない場合にはそれが痛みの原因と考えて間違いありません。

まとめ

手術の失敗の原因は、治療中よりもむしろ手術後に生じることが多いです。
特に、包茎手術の場合は、アフターケアにかなりの時間が必要になります。
経験豊富なクリニックの場合は、アフターケアの重要性を理解していますので、定期的な検査と洗浄を必ず行います。
特に、病気や傷口の状況をみて必要であると考える場合には、消毒液や抗生物質などを利用した完全なアフターケアを行う必要があります。
こういったケアを行っていない場合には、手術後に痛いと感じる原因に繋がります。
クリニックを選択するときには、何よりも包茎手術に長けた専門医が在籍する施設を選択することです。